こんにちは、まった。です。
さて本日は嫁の靴探しに行ってきました。仕事をしているので家の女というわけではないのですが、そんな彼女も新たな職場に向かうための靴が欲しいとのこと。革靴に興味があるわけではありませんが、手入れは僕がするので全自動メンテナンス付きなら履きたいと。
僕としては実験もとい経験値稼ぎができるのでなんだかWINWINな気がする。
紳士靴を履く女子
前回のカルミーナを買った百貨店では婦人用靴はファッションブランドのパンプスなどしかなく、どうにも革靴がありませんでした。試着はしたものの、ワイズが合わず、サイズも表記上では大きくなってしまう。
ジャランスリワヤの実店舗に少しありましたが、どうにもピンときてない様子。
なかなか難儀したため一旦断念しました。
その後リーガルアウトレットへ。もうなんか2024年に入ってから3、4回行ってます。
で、最初は素直に婦人靴を見てました。ちょっと良いのがあったらしく試着。しかしリーガルをもってしてもワイズがきついと。合うサイズはあったのですが、一旦様子見。
僕は僕で物色してたのですが、そんな時に発見したのがアウトレットの小さめ紳士靴。
正直男性用の靴じゃ足合わないんじゃ無いかと思いましたが、どうもこれがジャストフィット。幅も長さもよく踵も抜けないようです。
デザインも気に入ったようで即決。計2足購入し他のでした。
ちなみに、一般的に販売されている靴は男性用と女性用ではっきり形が違います。同じサイズでも踵の大きさやワイズが違ったりしますので、必ず試着した方がいいですよ。
新しい出会い
そんな訳で購入したのがこちら。一つはブラウンのストレートチップ。底はラバーソールで歩きやすそうです。
で、問題はバーガンディのローファー。
このローファー、正体が全くわからん。お店で見た時にしっかりしたいい靴だなーと思って勧めまくったんですけど、初めて触る革質で、普通にクリームとか入れていいのか悩みました。まあ、型番調べればいいんですが、そんなことには気づかずにひとまずレースアップの方からプレメンテ。
一段落したので再度ローファーの方へ。水を一滴垂らしてみると、弾きはするもののガラスレザーともまた違う。改めて手に取ってみていくと、内側にホーウィンのロゴ。ん?それ聞いたことある!(この時点でやっと型番に気づく)
型番検索してリーガル公式を見ていると、どうやらこれはクロムエクセルレザーというオイルドレザーの一種のようです。
うーん、と言われても…。正直どう手入れしたらいいのかわかりません。
どこどこのタンナーのなになに革、とか言われてもその上で品質がいいのかどうかという判断ができる程経験があるわけでもなし、ただ単純に手にとった時にそこはかとなく厚みと柔らかさとコシを感じて良いなと思っただけなので、まったく知識なしで出会ってしまったわけです。
初めてのオイルドレザー
さて、とはいえ手持ちのメンテ用品で対応できないということはないだろうと、一旦まずはステインリムーバーで軽く磨きます。
次にデリケートクリームをぬりぬり。(多分これ要らなかった)
レノべイタークリームを薄く伸ばして塗り、終了。レノべイターは普通に塗ると少し艶が出ますが、クレム程は出ないのでちょうど良さそうな気がしました。
元々油分豊富な革ということなので、レノべイターも要らなかったかもしれません。
また、クレムは今回使っていません。内に秘めた油分が表面に出てくるのを楽しむ方がいいのかなと思い、蝋やワックスの多いクレムではフタをしてしまうのではないかと感じました。
色々調べていくとこの手の革はニートフットオイルというのが良いらしいとのこと。オイルレザー専用のものもあるようです。
うーん、沼すぎる。
まとめ 紳士靴を履く時の注意
女性が履く時に気をつけた方がいいと思ったこと
・試着は必須 特に踵が緩い場合があります
・サイズ注意 紳士用はメーカーによってはワンサイズから2サイズダウンすることもあります
・捨て寸 革靴のつま先は数センチの捨て寸があります。履き慣れていないと階段など怖いかも
紳士靴は意外と女子でも履けるらしい。ただし、サイズ的にはワンサイズかそれ以上小さくなりそうです。
そして、必ず試着しましょう。サイズは良くても踵が抜けるとか、幅が広すぎるとか、つま先の感覚、ソールの返りなどはスニーカーやパンプスとはまったく違う履き心地のはずです。
そして意外と落とし穴だったのが捨て寸。紳士靴だとつま先2、3cmくらいは空いています。この辺りはスニーカーとは違いますし、婦人靴でもあまり無い感覚かもしれません。慣れるまでは階段やエスカレーターに乗る時に怖いかもしれません。また、レザーソールの履き始めはソールが硬いなどの感触もあり、思った以上につま先を削ってしまうかもしれません。
しかしお気に入りの靴、足にしっかりフィットするならサイズの小さい紳士靴っていうのもアリな気がします。
特に嫁に関しては婦人靴を探すのが本当にしんどそうで、いつも足が痛いと言っていました。そんな中でしっかりと足に合う良い靴に出会えたことが何よりでした。
そして今回は僕自身も初めての出会い。ひとえに革靴といっても様々な革があり、様々な作りがされていてまた一歩革靴沼に足を踏み入れたドキドキ感があります。
そんなこんなで嫁用と偽って、自分の触りたい靴を買ったのでした。