革靴お手入れ日記-サントーニとインソール

こんにちは、まった。です
さて、皆さんは一目惚れってしますか?どうしようもなく釘付けになって、高嶺の花かもしれないけれどなんとか合わせようとしてみたり、合うように頑張ってみたり…。
そんなわけで今回はお気に入りの一足の紹介と、インソールでの調整、メンテまでした日記です。

サントーニ購入とインソールの効果

こちらサントーニ。昨年何気なくリーガルアウトレットに入って一目見た瞬間すでに手に取っていました。鮮やかなブルーからダークブラウンのグラデーション、ブラウンは濃淡のグラデーションがかかっていて一粒で3度美味しい。がっしりした作りながら、縫い目を隠す作り込みといい、フォーマルな形をしていながらカジュアルな色使いで普段履きと、通勤どっちにも使える。(かしこまったビジネスの場はダメかもね)


悩むまもなく試着。幅は丁度良く締め付けもないけれど、サイズが大きめなので若干ゆるい…。羽もピタッと閉じてしまう…。しかし現品のみということでサイズはない…。
そんな時店員さんが勧めてくれたのが薄手のレザーのインソールでした。履いた瞬間ピタ…っと足に吸い付くような履き心地になり、羽も綺麗に開いてくれました。

今回のインソールはリーガルの製品でサイズはLサイズ。で特に何もせず靴にジャストフィットしましたが、ものによっては切って合わせるものや、前部分だけ、かかと部分だけのものなどもあります。購入後にどうしても合わない場合などはプロのシューフィッターさんがいるようなところで見てもらってサイズ調整をお願いするという方が良いでしょうね。

ピタッと合って上機嫌な僕を見て店員さんが
「現品限り品なんで半額です」
「は?」
「クジもやってるんで当たったらさらに割引です」
「は?」
高嶺の花だと思っていたのに、話してみたら意外と親しみやすい、そんなオチ。

最初から半額推しをしないでしっかりフィッティングに付き合ってくれて、履いていける靴だと確認してくれてから言ってくれるところにスタッフさんのプロ意識を感じて、楽しい良い買い物でした。

靴底
メスチャネルというらしい。切り込みを入れて縫い付けるため縫い目が隠れて一本線に。
特徴的なオレンジとロゴ。ライニングには型番

メンテナンス

そんなこんなでしばらくは埃落としとデリケートクリームのみで手入れしていましたが、数ヶ月履いてきたのでそろそろ一回ワックス落としも兼ねてメンテをしました。
まずはサフィールのコンディショニングクリーナーを使って汚れ落とし。つま先のシャイン加工のワックスもしっかり落ちました。ところが色落ちはせず、皮もしっとりしています。

コンディショニングクリーナーで磨いたところ。ワックスを落としつつしっとりしています。


15分乾燥させる、との事なのでコーヒーでも入れます。しっかり乾かした後、念のためデリケートクリームを塗布。スムースレザーには良く染みていきます。とはいえもはや気持ちの問題。
適度に乾いたところで、クレムのニュートラルを塗布。

クレム1925のニュートラルを塗布。これから磨きあげます。


ガッツリつやが消えていますが、数分待ってから磨き上げます。
布で優しく乾拭き。拭くというより優しく表面を擦って慣らすような感じ。
仕上げに、新兵器の山羊毛ブラシに水を数滴垂らして撫で回していきます。

こんな仕上がりに。つま先のシャイン加工は取り去ったはずですが、磨いただけでもしっかりしたツヤ感。発色の良い濡れ色に仕上がります。
次のチャレンジはつま先のパリッとしたツヤを作ってみようかなーと思うのでした。

まとめ、サイズ感

そんなわけで今回はお気に入りの一足と、サイズ調整にお手軽インソール調整がかなり効果的だったこと、メンテナンスまでをご紹介しました。
2023年まではリーガルで取り扱っていたこともあってか、リーガルのインソールはジャストフィット。
今回初めてサントーニを履いたわけですが、幅広の私でもジャストサイズで買っても幅が合いそう。がっしりした作りでいながら柔らかい履き心地があり、正直足がびっくりしていました。
インソールを入れてしまうと元々のオレンジ色やロゴが隠れてしまうのがモヤっとしますが…。
今回のサイズ感としては、僕はスニーカーでは27センチ前後ワイズEEEが合うくらいなのですが、今回はUK9。ワンサイズか、ハーフサイズダウンで丁度良いのかな、というところです。
お気に入りの靴を履くと、いろんな所を歩きたくなります。