筆塗り キャンディ塗装

こんにちは、まった。です。
今回は趣味のガンプラ、初心者が筆塗りでキャンディ塗装に挑戦していきます。
早速ですが使う道具はこちら

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いつもこれです。プラモ用のセットのやつですが、しっかり塗料を含んでくれるので比較的使いやすいです。塗料はタミヤアクリル。下地の金属系とクリアカラーです。

さて、キャンディ塗装という言葉、私はガンプラを始めてから知りました。要するに下地の色を生かして透明色を重ね、艶や深みを出す方法です。西洋画の世界ではグレーズと言ったり、古典技法としてはグリザイユ(明暗で描いた下地に色を重ねていく技法)とも言われます。
絵の具を使う方はわかると思うのですが、ガンプラのスケールで筆塗りでの重ね塗りは結構厳しい筆で塗るのは、どうしても層が厚くなってしまいますので、2層、3層と重ねると塗料の溜まりができたり、モールドが埋まってしまいます。
でもやっぱり、やりたいじゃないですか。うまいモデラーさんの艶やかで品のある表現カッコイイじゃないですか。
というわけで、トライしてみましょう

NZ-666 KSHATRIYA

はい、「HGクシャトリヤ」です。ベタです、はい…。でもやっぱ素敵。
まずは下地から。タミヤのゴールドを塗っていきます。黄色の層の上に緑を重ねることで、塗料本来の緑より少し黄色味のある感じに仕上げようと考えました。

下地の時点から、丁寧にできるだけムラなく、できるだけ平滑になるよう塗ります。アクリル系塗料のメタリックは粒子感が強く鈍い輝きになります。重ねるとかなり金属感は控えめに。
メッキのようなギラギラ感が強い塗料でアクリルで重ねられるものが中々みつからないのであったら試したい…。

下地はしっかり一日乾燥させて、色を重ねていきます。特徴的なバインダーには3層、機体本体は1層にして色の変化をつけようと思います。
僕の場合、重ねるときは下の塗料が動かない程度の生乾きの状態(触って手につかない位)で乗せていきます。塗料が動くような時は下の層と混ざったり、巻き込んで剥がしてしまうので注意。
ちゃんと待って進められる人は一層毎にしっかり乾かした方が良いかと思います。
逆に、大きなパーツで塗りながら乾いてしまいムラになるような時はリターダーなどで乾燥を遅めてあげることもできます。
一層毎、できるだけムラにならないように…
筆の状態を気にしながら、適量の塗料を乗せていきます。


完成

近くで見ると筆ムラが目立ちます…。モールドに塗料が溜まっているところもあります。
余談ですが、エングレービングの部分は元々凸があるので面相筆の先端に少し絵の具をとって乗せたり、しっかり含ませて筆先の腹の部分で乗せたり、文字通り凸の上に乗せるイメージで行うとうまくいきます。

小さめのパーツで一層で色を決められるところは比較的綺麗に仕上がりますが、大きなパーツや重ねたいところはもっと練習が必要ですね。
筆先の塗料の重さの感覚や伸びなどは数を重ねていくしかないので、今後も練習あるのみ。

次の記事では別の例を使って下地や重ねた色の変化を見ていこうと思います。